_ページ_1-212x300.png)
104歳で没するまで現役の挿絵画家として活躍し続けた中(なか)一弥(かずや)(ルビ:なか かずや)は、作家・池波正太郎の代表作である『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『仕掛人・藤枝梅安』や、〔忠臣蔵もの〕の集大成である『おれの足音』、甲賀忍者・上田源五郎の波乱に満ちた生涯を描いた〔忍者もの〕の『忍びの旗』など、多くの池波作品を美しい挿絵で彩りました。
中一弥と池波正太郎とは、『近藤勇白書』の挿絵を手がけて以来、二十年来の親交が続き、中一弥は池波の描く江戸を《池波氏の肌から生まれた江戸》と語っています。
中一弥没後10年を迎える今年、当館夏季企画展を通して80年を超える画業をたどり、生み出された数々の挿絵が持つ線の美しさ、表情の豊かさ、場面の一瞬を切り取ったかのような躍動感をご堪能いただくとともに、生き生きと描かれた池波作品の世界観をお楽しみいただければ幸いです。
_ページ_2-212x300.png)
■企画展名:上田市誕生20周年記念 没後10年 中一弥挿絵展
■会期:令和7年7月26日(土)~ 10月26日(日)
■開館時間:午前10時から午後6時まで(※入館は午後5時30分まで)
■会場:池波正太郎真田太平記館 1階企画展示室
■休館日:毎週水曜日(ただし8月6日(水)、8月13日(水)は開館)
※振替休館:8月19日(火)、9月16日(火)、9月25日(木)、10月14日(火)
■観覧料:一般400円、高・大学生260円、小・中学生130円
※市内の高校生以下は無料
※団体・障害者手帳所持者割引あり
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/ikenami/
