令和5年は、作家・池波正太郎生誕100年、また池波正太郎真田太平記館開館25周年を迎える記念の年です。
作家・池波正太郎の代表作のひとつである『真田太平記』は、昭和49(1974)年1月から9年間にわたって「週刊朝日」で連載された長編大河小説です。
池波が作家として最初に執筆した『恩田木工』(後に『真田騒動』と改題)をはじめとし、池波作品の原点ともいえる〔真田もの〕、戦乱渦巻く激動の時代に歴史の裏側で活躍した忍(しのび)たちの活躍を描いた〔忍者もの〕の集大成ともいえるのが『真田太平記』で、昭和60年にはNHK新大型時代劇「真田太平記」(原作・池波正太郎)が放映となり絶大な人気を博したほか、舞台やコミカライズなど、今なお様々なメディアを通し、多くのファンに愛され続けています。
今展では、ほとんど表に出たことのない貴重な『真田太平記』の自筆原稿をはじめ、描き下ろしの彩色挿絵(画・風間完)やNHK新大型時代劇「真田太平記」のポートレートなどを関連資料とともに展示します。
稀に見る戦上手として異彩を放った真田昌幸、その父の遺志を継ぎ武将として華々しく散った二男・幸村、父弟とは相反する道を敢えて選び真田家を守り抜いた長男・信之(幸)。それぞれの生き様があますところなく描かれた壮大な物語である『真田太平記』の世界をぜひご堪能ください。
◆企画展名:池波正太郎生誕100年・池波正太郎真田太平記館開館25周年 特別企画展
『真田太平記』の世界◆会期:令和5年7月22日(土)~ 11月26日(日)
◆開館時間:午前10時から午後6時まで(※入館は午後5時30分まで)
◆会場:池波正太郎真田太平記館
◆休館日:毎週水曜日(ただし8月9日、8月16日は開館)
※振替休館 8月29日(火)、9月25日(月)、9月26日(火)、
10月10日(火)、11月7日(火)◆観覧料:一般400円、高・大学生260円、小・中学生130円
※市内の高校生以下は無料
※団体・障害者手帳所持者割引あり